俺はもう、誰かの脇役ではない深化したマキメワールド、開幕!
砂漠の中、悟浄は隊列の一番後ろを歩いていた。
どうして俺はいつも、他の奴らの活躍を横目で見ているだけなんだ?
でもある出来事をきっかけに、彼の心がほんの少し動き始める――。
西遊記の沙悟浄、三国志の趙雲、司馬遷に見向きもされないその娘。
中国の古典に現れる脇役たちに焦点を当て、
人生の見方まで変えてしまう連作集。
タイトルから万城目学が描く西遊記なんだと思ってしまいました・・・
最初の一篇が表題の「悟浄出立」だけど、残りの四篇は西遊記関係なしでした。
わたし、一番苦手なジャンルが漢文で、三国志はどうも・・・
なので、沙悟浄以外の登場人物にほとんど興味湧かず。。。。
教養不足なもので、あまり楽しめなかったです
沙悟浄がカッパの風貌なのは日本でだけで、
本場の中国では違うと何かで聞いたことあり。
万城目学はどう描くのか?
「水気を感じやすい」とはあったけど、ルックスに関しては描写なしでした。
三蔵法師一行のシルエットを思い描くと、やっぱりカッパの方がしっくりきますね