迷惑なの! と言われても。
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。
そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。
彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。
「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。
「終わった人」や「すぐ死ぬんだから」に比べると、ドラマチックな出来事は起こらない。
ただ迷惑な老人とその家族の苦労話。。。
ビジネスの場にまで老害がしゃしゃり出て迷惑かけられれば、そりやぁキレるよね
笑えてちょっと切ないけど、これがどう展開するの?状況が変わる余地あり??
コロナ禍のご時世、膠着状態が続いてちょっとダレ気味
孫自慢が原因で長年の友情にヒビが入ることもあるだろうし、
尊敬していた親の老害にうんざりすることだってあるだろう。
でも、そんなあれやこれやがいい感じで大団円。
できすぎだけど、まぁいいのかな