元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さん。
儲け話と、食い物に目のない老人四人組は、集会所に集まっては、日がな一日茶飲み話を。
だがそこへ、事情を知ってか知らぬか、珍客がやって来て―。
タヌキのアイドルに、はたまたキャベツの大行進。最後には、閻魔様まで!!
現代を、冷静かつ緻密に描写しつづけてきた著者が、今の日本を、地方からユーモアを交えて軽妙かつシニカルに描き出す。奇想天外、ブラックユーモアに満ちた十二編
久しぶりに読んだ高村作品。
田舎馬鹿にするなよ、年寄侮るなよってだけの意図じゃないと思うけど、
行動的ですぐ戦闘態勢の整う後期高齢者4人組のお話。
住民は死なず、小動物や植物までもが意思を持つ不思議な村に 気持ちが馴染めないまま何とか読み終えました
とにかく摩訶不思議な短編集。
晴子情歌、新リア王と挫折続きだった高村作品を最後まで読んでみたら何か発見あるかと思ったけど・・・
一番感じたのは、読破?した自己満足だけだったかも
あまり笑えなかったユーモア。シニカルなのは確かだけどね
リビエラを撃て、マークスの山、レディ・ジョーカー・・・
高村作品を貪るように読んだのは、このブログ書き始めるまえだから、
2004年以前かぁ。。。
大好きだった作家さんだけど、手の届かないところに行ってしまわれたようです